偏差値で合格を測ると遠回りになる

投稿者: | 2021年4月16日

2022年度の第1回の模擬試験が各塾で行われています。

データはいろいろなのですが、合格を偏差値で測るな、とよくお話しします。

中学入試は各校の独自入試ですから、それぞれの学校で出題傾向が違います。しかし、それぞれの学校の出題傾向に合わせた模擬試験は作れないので、いろいろな要素を合わせた1種類の試験を作り、それで「すべての学校」の合格可能性を判断します。

したがって元々無理がある。

ある特徴的な出題傾向の学校でみると、合格者の半分が合格可能性50%未満だったりするのです。

だから模擬試験の偏差値で合否を判断するとなると、すべてのことがある程度できなければいけない、ということになって、遠回りになる。

だから志望校を決めて、その学校別の出題傾向に合わせた勉強をしていくことが大事なのです。3年生の3学期から始めたら、そろそろカリキュラムはすべて終わるので、学校別傾向に合わせて勉強していくべきなのですが、しかし、ここで3ヶ月間の復習期間に入る。

塾としてはなるべく全員に同じカリキュラムで勉強してもらいたいからそうなるわけですが、実際に2学期の内容を見ると、それぞれ志望校別に違うことをやっているのです。

だから、この時期は個々に学校別対策に取り組み始めた方が良いのです。

いろいろなことをできるようになる必要は本当はなく、その学校に出ることができるようになればいいのです。フリーダムはこの考え方で子どもたちの負担を軽減しているわけですが、ただでさえ毎年膨らむ出題範囲ですから、上手に絞って対策を実行していきましょう。


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