必要な授業だけ出たい

投稿者: | 2025年6月11日

というニーズもあるでしょうが、今の塾はほぼセットになっています。

これはなぜかといえば、塾の経営にとって合理的だからです。

昔、ゼミナール方式という授業のやり方がありました。それぞれテーマ別に授業をセットする。例えば比に特化した授業、電気に特化した授業などなど。必要だと思えば受講すればよいし、取らなくても良い。だから子どもの現状に合わせた勉強ができるというものでした。

しかし、このやり方はまず保護者がそれを選ぶ手間がある。さらに塾としてはいろいろなアレンジが必要になる。例えば受講数によって教室を割り振らないといけない。つまり大きい教室がいる一方で小さい教室もいる、ということになるのです。これはやはり教室運営では不経済になる。そこでゼミナール方式はやめてセットにすると、まず保護者が選ぶ手間が要らない。かつ、教室のサイズはすべて一定にできて、かつ組み分けをするから、レベル別には分けられるということにはなるわけです。

このシステムで負担を強いられるのは、子どもたちでしょう。

まず塾に拘束される時間が長い。そして必要なことも、必要でないことも全部やらなくてはならなくなる。その結果として、「できない子」が増えることにもなるのです。

本来、子どもたちの容量というか、体力、知力に合わせた勉強の仕方をしないといけないのが、みんな同じことをさせられるから、ついていけない子は落ちこぼれる。しかし、違うやり方をすれば、改善されるかもしれないのです。

で、それに対抗する方法は今は、個別指導しかありません。

ただ、個別指導も、集合塾のフォローになっていて、全く負担が減るということになっていない場合が多いのです。

今までのやり方では、志望校に合格できない、と感じられたら、やはりやり方を考えないといけない。子どもと勉強のやり方があっていないということは良くあることなのです。


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