塾に入って、2年、3年と組み分けテストを受け続けてくると、だいたい相対的な位置が決まってきます。
ある意味、その集団の中で、ある手法(塾のカリキュラムによるテスト)で並べられるわけだから、集団も手法も変わらなければまあ、そう変わらない。
ただ、本当にそれがその子の力か?と言えば、それだけではないはずなのです。
しかし、ずっとやってくると、何となくそのままその序列に甘んじてしまうことが多い。
まあ、ここまでやってこの偏差値なら、この偏差値が通用する学校を受けるしかないよね、という考えになってくるのです。
が、それは塾のテストでの話であって、入試ではないのです。
塾のテストはそれこそ、すべての学校に出そうなことをいろいろやっている。しかし、中学入試は独自入試だから、学校がオリジナルの入試をやるので、出ないことはたくさんある。
だから、学校別対策に特化してみると、実は位置が変わる、ということもあるのです。それに、集団も違います。その学校を受ける子だけの集団になるわけだから、他の学校を受ける子は関係がない。
それで見ると、実はまったく違う結果が出てくることもあり得るのです。
問題はそこに挑戦するのか、それとも甘んじるのか、ということで、これは家庭の考え方で決まってくる。
6年生は残された時間で、どうするのか、そろそろ決めなければいけません。この夏もまた同じやり方をしますか?
今日の田中貴.com
断固たる意思で塾を止めた子
オンラインで完結する中学受験 田中貴社中
過去問を中心に据える意義