受験勉強というと、何となく教え込む、というイメージで捉えられている感じがするのですが、実はそうではありません。
本人が、自分で問題を解くということの中で、条件を整理したり、いろいろと試したり、という過程を通じてだんだん問題ができるようになっていく。もちろん基礎は基礎としてできている必要がありますが、それもまた、ちゃんと自分が理解できるかどうかがポイントであって、教え込んだから大丈夫、ということにはならない。
本人が理解しようという意思をまず持つことが大事で、それを引き出せなければ、何を言ってもなかなかできるようにはなりません。
だから、力を引き出す、ということを常に意識していないといけないのです。
例えば、地頭の良い子は問題を考えているときはなかなか切れがあるが、しかし、一気に過程が進むので、ミスが起きやすい。自分の字を見間違えるなどもよくあることで、これを点数に結びつけるには、それなりの過程をちゃんと踏ませないといけない。
しかし、いくら言ったところで、本人が「やり方を変えねば」と思わなければ、なかなかうまくいきません。
で、それをつねに待っている必要がある。もちろん、いろいろな働きかけはあるのですが、結局、本人がやろう、ということにならないと事態は改善しない。
そこまでちゃんと待っていることが大事なのです。決してあきらめずに、しっかり待つ。そして子どもの力を引き出す、ということを念頭に置いて受験勉強は進めてください。
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