中高一貫校へは、ほぼ終わったが

投稿者: | 2025年6月27日

以前、私立高校単独校というのはたくさんありました。つまり、高校だけ、の私立校のことです。

が、少子化が進むにつれて、高校だけで定員を埋めるというのはなかなか難しくなった。

そこで学則定員は変えられないが、中学を併設するとその定員を使うことができて、例えば3年各学年200名、学則定員600名の学校は中高一貫校に変更することで6年各学年100名に変更できる。

そうすると、必然高校での募集が半減するから、偏差値は上がりやすく、あとは中学募集で100名集めることができれば良いわけです。

だから首都圏はどんどん一貫校が増え、さらに高校で募集しない完全一貫校に切り替わっていったわけです。

なので、今の中学受験の隆盛は、学校側のこのシフトがなければ起きなかったかもしれない。

やはり私立は生き残りをかけるので、こういう施策が出てくるのです。

現在、地方でも少しずつではあるが、中高一貫校への動きが出てきています。

これは公立高校の閉鎖も一因。高校の募集だけでは危ない、という危機感があるからです。ただ私立高校がそう多くはないので、首都圏や関西圏ほど隆盛になる、というわけではないでしょうが・・・。


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