例えば4教科校ながら、まずは算数と国語の2教科で並べ替えて合格者を出し、残りを4教科受験者の中から決定する、というようなやり方をする学校の場合、まずは2教科を強化する、ということになるでしょう。
これは配点でも同じで、4教科校であっても算数国語:理科社会が1:1の場合もあれば、2:1の場合もある。4:3の場合もあって、当然1:1の場合は理科社会の点数が良くないと算数国語のリードだけでは合格できない可能性がある。
ということで、それぞれ学校によって合格点の取り方には戦略があってしかるべきなのです。
しかし、一般に塾はまだそういう戦略的なことを考えさせるよりは、どの教科も均等に勉強させているでしょう。これは先生の数によるところも多いのです。算数を強化しようと思ったら、算数の授業を増やさないといけないわけですが、算数の先生がいない一方で、社会の先生が専任でいたりするから、当然の比率を考えないといけなくなる。
まあ、そういうことは言い出すときりがないところがありますが、受験準備がハードになっている以上、効率化しないと時間は足りなくなるし、努力の中身を変えていかないと結果は伴わないのです。
合格点をどうとるか、は同じ子でも学校によって違いが出ますから、それぞれの学校について考えていきましょう。
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