国語の読解量は、子どもたちの疑似体験を増やすという意味において非常に大切です。
最近の国語の入試問題というのは、物語文と論説・説明文を2つ出すところが多くなっていますが、その物語文に描かれている内容を子どもたちが事前に知っているわけではないし、経験したわけでもないでしょう。
そこから内容をくみ取って、登場人物の心情を理解したり、行動の原因をとらえるにはそれなりの精神的な成長が必要ですが、何もみんなが人生経験豊富なわけではない。
だから本を読んで、自分の知らない世界に思いをはせることが非常に有効なのです。
そのために読書は有効な方法ですが、今の子どもたちはなかなかそういう時間がない。昔は家の中で遊ぶものが少なかったから本を読むのが楽しみだった部分はあるのですが、今はテレビにしろインターネットにしろ、ゲームにしろ、家の中で遊ぶものがたくさんあるので、なかなか読書まで時間がまわらない。
なので、子どもたちが読むのは「問題文」になることが多いのですが、それはもうそれでやるしかない。
毎週授業以外にも国語読解の問題をコンスタントに解いていくことが大事です。少なくとも問題を解かずとも本文を読みこなしていくことは、間違いないくプラスになるでしょう。
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