勝ち残りシステムの盲点

投稿者: | 2022年2月17日

毎月、組み分けテストがあるところは、だんだん子どもたちの相対的な位置が変わらなくなってきます。もちろんやらなければすぐに落ちますが、がんばってもまあ、そんなに上がらない。

当然他の子もそれなりに勉強しているからで、だから段々クラスが変わらなくなる。つまりそれは選抜を重ねた結果が出てきている、といってもいいわけです。

大量の問題をこなし、組み分けでそれなりに成績を出せるメンバーがだんだん固まってきて、最後、上位の生徒たちをしっかり指導することで、合格実績を上げるわけです。

しかしその選抜に漏れるとどうなるか?

それなりの目標に向けてがんばってください、ということなのでしょうが、しかし、その選抜の過程で疲弊してしまっている子が多いものです。

では、もう逆転は無理なのか?

といえばそうではないのです。同じやり方をしていても勝てないのであれば、違うやり方をしないといけない。

つまり、優先順位を変える。何でも対応する、というやり方から、志望校に出ることに対応する、に切り替えるのです。

最終的にどの子も、学校別対策を始めるわけですが、後ろに引っ張られれば引っ張られるほど、学校別対策の時間が短くなる。

むしろ早めに切り替えていけば、優先順位も変わるし、気持ちも切り替わる。

今はそのタイミングのひとつです。今の流れでうまくいかないのであれば、逆転を目指してやり方を変えていきましょう。



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