塾の中に出版社を作って、問題集や参考書を内部生に販売する、というシステムは昔からあります。
で、塾を持っていない出版社にとって、塾に入り込むことは非常に大事なのでいろいろ有利な条件を提示することになる。
その結果「?」と思われる問題集が夏休みを中心に配られたり、あるいは買うように指示されたりするのです。
当然のことながら、全員に売れれば塾にとっても出版社にとっても利益になるから、単に塾内の出版社だけではなく、長くそういう関係が続いているところがあります。
問題は、その宿題が本当に必要なのか?という点。
クラスによっては、あるいは志望校によっては、不要だと思われることを、塾の利益のためにさせられていることがあるものです。
だから本当に必要なのかどうか、ちゃんと吟味した方が良い、と思います。
とはいえ、塾の先生に指示されると、やらなければいけないと思いがち。
塾が不安産業と言われるのは、こういう側面があって、保護者を不安にさせて利益を上げるようにできているところがあるのです。
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できなくてよいことはたくさんある
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7月27日の問題