得手と不得手

投稿者: | 2016年4月14日

誰でも得意な教科、不得意な教科、というのがあるものです。

例えば算数が好きな子が、国語が好きではない。社会が好きな子は理科は好きではない、というようなことが起こりうる。したがって科目のばらつきがあるわけです。

現在の組み分け制度は、ここに弱点があります。つまり、総合点でクラス分けをするから、各教科の出来と授業のレベルが必ずしも一致するわけではない。算数は簡単で、国語は難しい、みたいなことが起こりえるわけですが、じゃあ、4教科でそれぞれクラス分けをすると、えらくややこしいことになるから、まずどこもやらないでしょう。

で、子どもたちの科目的な力は当然、ばらつきがあるわけですが、それを均質化させる必要は全くありません。ただ、それぞれの科目の最大化は図る必要がある。つまり、得意な算数はさらに伸ばし、嫌いな国語もそれなりに点数がとれる、というような戦略を考える必要がある。

しかし、子どもたちはやはり得意なことをやりたがる傾向にあり、得手はどんどん伸び、不得手は放置される、という部分はあるのです。

ただ最大化を考えるならば、まずは得手を伸ばした方が良いでしょう。ここまでは行けるんだ、という感覚は大事。社会でここまで取れるようになったのだったら、算数もやれるんでは?というような気持ちに切り替えることができる。

だから6年生前半までは、得手に力を入れていいのです。夏休みを過ぎたら、不得手に力を入れる。そんなバランスで全体的な戦略を考えていった方が合理的でしょう。

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