例えば書き初めが学校の宿題だったとしましょう。
まあ、多少なりとも準備をして、一応提出するための書き初めをするのに、30分か、1時間かかるかもしれません。
でも、それ自体は実行するのが難しいことではない。
「これから書き初めをしよう」と決めればいいだけ。特に書き初めをするのに問題が起こることはあまり考えられないでしょう。(半紙がないとか、たまにそういうことはあるかもしれませんが。)
しかし、冬休みが終わる前日まで、書き初めが終わっていない子は案外多いものです。
それまでに1時間、とれる時間はなかったか?
絶対にあったでしょう。ちょっとテレビを見ていた時間。ちょっとゲームをしていた時間。
書き初めをするのに十分な時間があったはずなのです。
では、なぜやらなかったのか?
「面倒だから後でやる」
という気持ちが先行したからです。
では、なぜ前日にやったのか?
「学校に出さないといけないから。」
勉強も同じことです。
どうしたって「面倒だから後でやる」とつい思いがちなものであって、それでついだらだらしてしまう。
しかし、やはりやらなければいけないことだから、どこかではやる、ということならば、さっさとやってしまった方が良いのに、と他人は思うのです。
そんなことは百も承知なのだが、しかし、本人はやはり「面倒だから後でやる」と思ってしまう。
これをサボリぐせというのです。
勉強ばかりではなく、家事でも仕事でも、つい出てしまう。
これをやっつけるには、やはり工夫がいるのです。
私はそれがご褒美だと思っています。何でもいいから、ご褒美をつける。これが終わったらアイスを食べよう。これが終わったら10分ゲームをしよう。
そういうご褒美を考えないと、気持ちは変わらない。
「~をしよう」は気持ちですから、気持ちを変える手段を持っていないと、「あとでやる」が勝るものなのです。
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