昨日、ある図形の問題を解いていました。これが難しい。
しばらく考えていましたが、ちょっと休憩。
場所を変えて、また考えていたら、やっと解けました。うーん、これはやはり難しいなあと思いながら、考えていく過程を振り返ってみたのです。
力がつくためにはある程度、考える時間が必要です。しかし、たくさんの問題を与えられてしまえば、一問にそんなに時間をかけられるはずがない。それが繰り返されるとどうなるか。
考えない子になるのです。
ムリだ。どうせ、できない。それにまだたくさんあるし。
私もきっとあと20問もこういう問題があったら、うんざりして考えないと思うのです。
だから、できない子には少しずつ与えていかないといけない。私は少なくとも本人が燃えてくるまで、(つまり勉強しようという意思が強くなるまで)はあまりたくさんの問題を与えません。
これが終わったら遊びに行ける程度を考えるのです。
遊びに行けるとなれば、がんばるし、解こうと思えば、考える力は確実につくからです。
たくさん与えるというのは、子どもの意欲を削ぐ危険性があるので、やっている問題数には十分注意してください。特に5年生は気をつけて。
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