中学が問題に込める想いはいろいろな形で顔を出します。
例えば大量の資料やデータを与え、そこから作業をしてグラフや表を作り、さらに問いに対して自分なりの結論を文章でまとめさせる。
あるいは、算数の問題で言えば場合を分けて、考えさせる。方程式を解けばおしまい、というのではなく、4つ、5つと検証してその中から答えを見つける。
きれいに解けません。しかし、これから子どもたちが対処する問題はすべてがきれいに解けるとは限らない。だからいろいろなやり方を試して思考力を問おう、という意図が見えます。
これは入試問題にはっきり現れています。
これをまず読み取ることが必要です。
いったいこの学校は何を考えて、こういう問題を作っているのか。
そして我が子はそれに対応しうるのか。
まだ難しいとすれば、あとどんなことをすればいいのか。
そういうことを考えてほしいと思うから、問題は公開され、学校は準備を求めています。
すべての問題に対応することができる、というのはある意味途方もないことです。多くの努力を必要としますから、すべての子ができることではありません。
しかし、志望校が求める資質について、それに応えるということは範囲や考え方が狭まる点で言えば、やはり組しやすいところがあるのです。
志望校が何を求めようとしているのか、ぜひ考えてみてください。
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志望校に視点を切り替える
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