中学入試の場合、国語の読解問題の作り方にはあるルールがあります。
それは文中の叙述を根拠として問題を作ること
です。
こういう見方もある、こういう考え方もあるという問題は、子供の独創性
を見るという面ではある意味おもしろいのですが、やはり入学試験は合理的
理由で差をつけなければなりませんから、「誰が読んでもこの答えはこう」
という問題の作り方をしなければならないのです。
紛らわしい選択肢にしても、この部分から考えてアであってイではないという
根拠が示されなければならないのです。
逆に読解問題のコツはその根拠を文中で探すことに尽きます。
そういう意味で、読解問題を解くとき、大事だと思う部分に傍線をつけながら
読んでいくくせをつけると良いでしょう。
特に大事だと自分で思ったときは、花丸をつけてもいいかもしれません。
そうやって視覚的にわかりやすくしておくと、後で問題を読んで答えを
書くときに、その部分が見つかりやすいし、書き抜きも簡単になります。
といって、一朝一夕にできるものではありませんから、毎週の読解の練習で
ぜひ実行させてください。