併願校の過去問の扱い方

投稿者: | 2018年12月8日

基本的に、受験する学校は以下のように分類することができるでしょう。

(1)第一志望校
(2)第二志望校、第三志望校
(3)滑り止め
(4)お試し受験

まず(4)のお試し受験は模擬試験みたいなものだから、あまり対策をする必要はありません。
またここで落ちてはいけない。いく可能性もないのに渋谷幕張なんて学校を受験してはいけないのです。落ちて気落ちするのは、まったく意味がない。ここは当然、気分良く行かないといけないので、まず合格する学校を選びましょう。だから対策はなし。

続いて滑り止め。

ここも本来は、絶対合格する学校でなければなりません。だから滑り止めなんですから。だから学校別対策はなし、といいたいところなんですが、相性だけは見ておきましょう。偏差値では楽勝、と思っていても、学校別傾向が違っていると、そうならないことがあります。例えば、記述が出る学校。摸擬試験もそれほど記述が多いわけではないので、相性を見にくい。だから1年か、2年分やってみて、相性を見ておきましょう。特に問題がなければいいが、合格点に届かない、ということになると、目的と合致しません。
だから、早急に見直す必要がある。これをあわてて1月にやってはいけない。今のうちに、相性を見ておきましょう。

第一志望の過去問については、これまで、ずいぶんやってこられた方が多いと思います。もう10年前までやる必要はないが、算数や理科については、やり直して自信を深めましょう。

さて問題は第二志望、第三志望。つまり、併願校で、滑り止めにはならないランク。

したがって、併願校の過去問は、それほどたくさん時間をかけられるわけではありません。ただ、過去問に手をつけないというのも問題。やはり、時間の許す限り、やっておく必要があります。

この時期ですから、最初から時間を計っていきましょう。第一志望のように、じっくり勉強する余裕はありません。また、この時期ですから、ある程度、子どもにも力はついているので、時間を決めてやっていく。そして、やり直しとまとめをします。

できている問題については、何もふれない。

できなかった問題について、解説を読んでもわからなければ、これは捨て問として扱っていい。

解説を読んで、なんだ、そういうことか、ということであれば、得点できる可能性があったということなのだから、そこはしっかり勉強しておきましょう。

知らない知識は暗記ノートに追加。

残り時間はあまり多くないので、この分野の過去問にかけられる時間はそう多くはないでしょうが、しかし、ていねいに勉強しておきましょう。


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