4教科の電話帳の厚さを比べてみると、今までは国語が図抜けて厚かったのですが、最近は社会も十分に厚い。この勢いで行けば、国語を抜き去るのではないかと思われるほどの成長ぶりです。
もちろん厚くなるのは各校の分量が多くなっているから。国語の文章も長くなっていますが、それ以上に社会の問題が長いのです。
ひとつには地図や図表の問題があります。IT化が進む過程で入試問題の作り方もだいぶ変わってきて、図表を用いたり、写真を入れたり、25000分の1の地図を入れたりしていく。
そうすると、ある程度読める大きさでもないといけないので、地図が大きくなったりするところもあり、各校のページ数が十数ページになっているのです。
またそれ以上に、いろいろな資料を読ませて、そこから考えさせたり、作業をさせる問題も増えている。そうなると、やはりある程度の資料を読み込める力を見たいというので、さらに問題文が長くなるのです。
ところが子どもたちは、以前ほど本を読まなくなりつつあります。これはデジタルものが増えたこともあるが、それ以上にやることが多くて本なんか読んでられない、というのが正直なところではないでしょうか。
夏休みの読書感想文も明らかに疎んじられている傾向があるわけですが、実は文章を読む力はむしろ以前よりも求められているところがある。
したがって、文章や資料を良く読む時間をちゃんと作った方が良いのではないかと思います。
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