近年、いろいろな形で教材が作られています。
例えば動画教材。授業の動画というのは、繰り返し見ることができるし、早送りもできる。自分がわかっているところを授業中は「それ知っている」と言えば怒られるが、しかし、動画はとっとと飛ばせばいいわけだから、別に遠慮することもない。
また、参考書は入試に出たところを統計的にまとめているし、統計や地図も昔に比べれば相当わかりやすく、見やすくなっている。ということは、自分で勉強する力さえあれば、別にあんなに塾に行かずとも中学受験の準備はできるはずなのです。
しかし、現状はそうではない。
中学受験の場合、小学校が中心になることはありません。あくまで塾中心で進むから、こういうことになるわけですが、しかし、これはある意味特殊な条件になっている。つまり中学受験が小学校の勉強からかけ離れたところにあるからですが、しかし、高校受験、大学受験と進んでいくと、実はそうでもなくなってくる。
そして、自分で勉強できるようになると、それこそ時間の使い方もうまくなって、効率よく進むことはできるはずなのです。
で、中学受験の塾に早く行かせることよりも、本当は自分で勉強する力を身につけさせることの方が重要です。例えば自分で本を読んで知らないことを理解したり、辞書を引いて調べたり、ということを自分でやれるようになると、実はあんなに時間をかけて勉強しなくとも済むのではないか、と思っています。
最後に過去問をやったり、自分の弱点を補強したりするためには個の勉強が必要で、その個の勉強の仕方ができないと力は伸びていかない。
だから小さいうちに自分で勉強できる力をなるたけ養っておくことが大事です。別に受験勉強じゃなくとも、何か研究するとか、習い事をするとか、そういうのが大事な経験になるのではないでしょうか。
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