塾のペースがすべてではない

投稿者: | 2014年10月5日

塾のカリキュラム進行が早まってきて、5年生は今、本当に大変かもしれません。

以前であれば、6年生の前半にやっていたことをここで一気に勉強しないといけない。毎週、毎週新たなテーマが与えられてきて、それを1週間で何とかこなす毎日。

だんだん、わからないことが増えてくる時期でもあります。

で、わからないところにさらにわからないことが加わると、本当に子どもたちは苦しくなる。良くわかっていないのに、わかったフリをしなければいけない、と思う部分も必ず出てくるのです。

それに止めようと思っても止まらない。だって塾に行っている以上、そのペースで勉強する以外にないわけですから。組み分け試験も待ったなしでくるし・・・。

だから、本当にしんどいなあ、と思ったらいったん塾をやめてしまうのもひとつの方法でしょう。

塾をやめること=中学受験をやめること、と思われがちなのですが、そんなことはありません。

今は教材は本当にたくさんあるし、問題集だってそれこそ捨てるほどある。

だから、まずはしっかり理解してから、次に進む、というペースを取り戻すことの方が大事です。

それで間に合わなかったら、と心配になるかもしれませんが、でもどれもこれも不十分なまま進んでもろくなことはありません。

そのあたりを良く見ておいてあげないと、子どもたちも不本意ながらわかったフリをするしかなくなるので気をつけてください。

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