子どもたちに算数の問題を出して、ノートに解いてもらうと、一気呵成に進んでいきます。
で、例えば人数が分数になった。(つまり間違えた、ということなのですが。)
ということになったときに、また1から解き直す、という事態を目撃することが多々あります。
新たに次のページに向かっている子は、それでも合理的なのかもしれないが、不合理なのはすべてを消しゴムで抹殺しようとする子。
やはりこれは、もったいない。
概ね、男の子に比較的多いのですが、もういきっぱなし、というか。どんどん先に進んでしまう。
で、もどってこない。
つまり、本来ならば、ちょっと見直せばミスはすぐ見つかるものを、先を急ぐばかりに見えなくなってしまうわけです。
で、子どもたちに聞いてみると、やはりノートを見返すという習慣はあまりついていない。
例えば授業に出て板書を写したり、問題を解いたりしたら、そこで終わり。
別にそれをきれいにまとめ直す必要はないが、例えば見直して、ああ、ここは大事だな、とマークをつけたり、というような余裕はまったくないようなのです。
で、この習慣をそのままテスト会場に持ち込んでしまうと、悲惨なことになりかねない。
本当は5年生ぐらいのうちから、「ノートは見返すものだ」という習慣がついていることが大事なのです。
そうすると、問題を解くときも、前を見返しながら進むワザが身につく。
これは結構大事で、A君の分速は?と見返すときに自分のミスに気がつく、などということがやがてできるようになるのです。
たくさん問題を解かせていると、こういうワザはまったく身につきません。
そういうのはざるで水をすくっているようなもの。
やはり、確実に得点できるやり方というのを、ここはしっかり身につけてほしいと思います。
![]() |
中学受験 これで成功する!母と子の「合格手帳」+デジタル手帳利用編 |
クリエーター情報なし | |
邦学館出版 |
==============================================================
今日の田中貴.com
気体に関する問題
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾
10月4日の問題
==============================================================
==============================================================
==============================================================
にほんブログ村