国語の入試問題を解くとき、まず、全体を見回してみて、次に漢字など短時間で終わるものを先にやる、というのがセオリーです。
というのは、文章読解や記述などを先にやっていて、つい時間がなくなって漢字をやる時間がなかった、ということになると、本来取れている問題が取れないということになる。これはもったいない。
だから、短時間で終わるものから先にやる。文章読解の問題を始めるまえに、まず取れる問題は全部やってしまいます。
それが終わって文章読解に入るわけですが、しかし、すぐ本文を読まない。
まず、先に問題に目を通してください。
実は、本文を読まなくてもできる問題が入っている場合があります。例えば漢字の書き取りや読みなどは、その傍線部に飛べばすぐできる。あとから本文を読んで違うな、と思うこともあるでしょうが、その段階でチェックが入るから先にやった方が良いということになるのです。
また、問題に眼を通すことによって、どんなことが聞かれるかわかる。例えば記述は何題出ているかということを見て、先に選択の問題だけやってしまう、という方法も考えられるでしょう。
こういう風にまず短時間で終わるものから先にやるという練習を、過去問などで積んでいってやり方に慣れてください。
このやり方でひとつ問題があるのは、解答欄を間違えやすくなることです。飛ばしますから、二番の(3)を解いて、次に一番の(5)に行く、という場合があるでしょう。解答欄が同じような形になっていると、つい1つずらして書いてしまう。そうなると、一気に全部間違えてしまいます。
だから、必ず解答欄を確認してから答えを書く。
このような練習が絶対に必要です。入試のときだけやろうと思っても、なかなかうまくいきませんから、普段から練習しておくと良いでしょう。
ただし、もう、この時期になりましたから、ある程度自分でのやり方が確立してきたのなら、敢えてここで変える必要はありません。セオリーはセオリーですが、自分で一番点数が取れるやり方があるのであれば、そのやり方を通してもかまわない。要は、できるだけたくさん点数がとれれば良いのですから。
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