4回目の合不合が終わりました。
日能研はあと1回あるようですが、複数回のテストの成績、どう見ればいいでしょうか?
例えば4回の同じ種類の試験で、一番下が49、一番上が56であったとします。
とすれば、このテストの結果の読み方は「49も出れば、56も出る」ということでしかありません。
これでお子さんの成績を平均をとって52.5とかに読む必要はない。
例えば、この成績で60の学校を第一志望にする。いいでしょう。まだ40日あるから、56から60への飛躍は十分ありえます。
でこの成績で48の滑り止めを考える。これもまた妥当ですね。
つまり、子どもたちの成績は試験によって、いろいろ出てくるのであって、実力は点でははかれない。
むしろ帯で考えるべきなのです。
そして以前お話したように、流れがあります。
流れが右肩上がりであれば、上の方にすでに幅は縮まってきているはずです。
そして、さらに素点と見込み点の幅が縮小するにつれ、成績の幅も縮小し、右肩上がりに動いていきます。
例の49-56で考えれば、正答率が上がることで、56を超えてくるでしょう。
逆に正答率が低くなれば、49を下回ることがあるかもしれない。
ただ、まあ、そこまで弱気になることもない、ということなのです。
ここまで来ましたから、もう受験校は絞り込めたでしょう。
これから先はもう悩まないことです。
あとは第一志望合格に向けて、正答率を上げていきましょう。