これまでたくさんの問題を解いてきているので、問題を見た瞬間、あ、あれだ、と思うことが多いのです。
で、その結果として、もう自分でこういう問題だと決めてしまっている。だから問題文を半分も読んでいない。
それで、まだ解けないのなら「なぜ解けないのか」と悩んで、もう一度問題文を読むかもしれないが、それで解けてしまったら(まあ、それは勝手に本人が問題を作り、勝手に解いてしまっているだけなのですが)、そのミスは見つからないでしょう。
だから、あ、あれだ、と思うのは危険なのです。
あ、あれだ、という思いが頭をよぎったら、「危ないぞ、良く問題文を読もう」という気にならないといけない。
できる子どもたちは、これまでそういう経験をたくさんしています。だから、もうその痛みを知っている。だから、あ、あれだ、と思うと気を引き締めるようになっている。
まだそう思わない子は痛い目に遭っていない、ということでしょう。ただ、痛い目が本番であってはいけない。
だから、気をつけましょう。解けそうだ、と思う油断がミスを招くものなのですから。
今日の田中貴.com
ホントに止まる?
6年生の教室から
国語読解のペースは崩さない
中学受験 算数オンライン塾
12月3日の問題