試験であがる子がいます。
家では簡単に解ける問題が、試験になるとうまくいかない。またあがっている、と自覚してしまうと火に油を注ぐ結果となる。せっかくできた問題を「間違えた!」と思って消してしまいます。
これは性分だから仕方がない部分があるが、しかしやはり試験では力を出し切ってもらいたい。
こういう子どもたちが上がるのは、結果を気にするからです。
お父さん、お母さんも期待しているし、自分だって当然合格したい。良い成績を取りたいと思う。だから、自分にプレッシャーをかける。これはどんな子にもあります。
しかし、その結果として、上がってしまうことになる子がいるわけです。
ところがこういう子も、ゲームをしていたり、漫画を読んでいるときには熱中する。上がるなんてことは当然ない。
問題を解くことも同じように熱中できれば、上がるとは感じなくなるはずです。
良くプロの選手たちが
「自分たちのゲームができるようにしたい」
とか、
「ゲームを楽しみたい」
ということばを発しますが、こういう気持ちにすれば何とかなるかもしれない。
だから結果を気にせず、自分の力を出せばいい、ということを繰り返し教えてあげてください。
今日の田中貴.com
量よりも
6年生の教室から
一文は短く
中学受験 算数オンライン塾
10月30日の問題