入試でも、模擬試験でも良くありますが、解けたと思っていた問題がどうも違っている、と気が付く。
例えば試験の間の休憩時間に、他の受験生が「3番は35だろう」みたいな話を聞いてしまう。「え、34じゃないの?」
こうなると、気になり始める。え、34だよ、どこか、間違えたかな? いや、あってるよ。でも、エラく自信ありそうだな。
しかし、出してしまった答えは最早どうにもならない。今できることは、次の試験でがんばることだけです。
ですから、こういうときの切り替え方というのは、そろそろ心得させておいた方が良いのです。
昔は、「簡単だと騒げ」みたいなことをいう先生もいました。他の受験生を動揺させる、みたいな話ですが、まあ、こういうことをやらせても結局本人ができていなければ仕方がないところはあるわけです。
ただ、そういう意図とは裏腹に、それが気になる子はやはりいるので、ここはよく言い聞かせておかないといけない。
過去は変えられない。
これからやることをがんばればいいんだ。
例えば、算数ができなかった、という場合も当然あるわけで、でも、まだ試験が終わったわけではない。残りの科目で逆転することもあり得るから、そこでがっかりしてはいけないのです。
そういう練習としても、模擬試験は大事な機会であることは間違いない。
子どもたちの話をよく聞いてあげるのと同時に、そういう気持ちの切り替え方はぜひ教えてあげてください。
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