ズル(1)

投稿者: | 2009年10月6日

5年生も、6年生も忙しい時期なので、目を離すといろいろなズルが横行します。

漢字、計算、ずいぶん簡単に終わるわねえ、と思っていたら、答えを写していたとか。

過去問、できるわねえ、と感心していたら、答えを先に見ていたとか。

まあ、私はもう長いので、そういうのは慣れっこなのですが、お父さん、お母さんからするともう、腹がたって仕方がない。

「なにやってんの!!」

とい怒り心頭でしょう。

でも、ちょっと待ってください。なぜそんなことを子どもたちはするのでしょうか。

(1)めんどくさい。
(2)できないと思っているから、自信がない。
(3)お父さん、お母さんにほめてもらいたい。

で、(1)はモチベーションがまだ十分でない。本当に中学に合格したいと思っているかどうか。そんなのは聞けば
「合格したい」
と涙をこぼして訴えるでしょうが、まあ、1日か、2日で元にもどってしまうことは多いでしょう。これは幼さが原因。

基本的には中学受験が間に合わないタイプといえるでしょうね。

そういう子については、中学受験は上の学校だけ受けて、本番は高校受験と親が腹をくくるのも一つの手です。そうすると、親の態度を見て、子どもが変わってくる。また高校受験もさせられるのか・・・、やっぱ、がんばるかと。

お母さんはことばは厳しくても態度があまい。それは腹をくくっていないからです。

「あ、これはちょっと早いな。」

と思ったら、高校受験でも仕方がないと腹をくくってしまう。そうすると自然に態度に出る。

「すべりどめ? そんな学校いらないわよ。2つ受けておしまい。だめなら公立。」

なんて言われると、これは子どもが考えます。

ただし、この手は(1)のパターンだけにしてください。(2)は深刻なのです。

ということで続きます。