進級に厳しいのはむしろ付属校

投稿者: | 2023年2月16日

6年生は長い受験生活が終わり、楽しい時間を過ごしていると思うのですが、ここまで中学受験がハードになってくると、中学進学後、燃え尽き症候群みたいな感じになってしまう子が少なくありません。

ハードな生活から解き放たれて、友達と遊びに行ったり、ゲーム三昧になるのは多少仕方のない目があるのですが、ここで本当は緩めない方が良い。

もちろん受験生のような生活を送る必要はないのですが、しかし、努力を継続できるようにしておかないといけない。

私は良く1学期の期末が終わるまでは、気を抜かないで行くように子どもたちに言います。

中1の1学期で、大方その学年での位置関係が決まってくる。ここで底辺を支えるグループに回ると、実はそう簡単に脱せない。

スタートラインは僅差の勝負であっても1学期間の差が出てくると、それを取り返すのにはやはりまた時間がかかる。これは塾の組み分けとそう変わるものではありません。

塾の組み分けもいったんヒエラルキーができてしまうと、そう簡単に変わらない。実は学校も同じなのです。

で、問題はそのヒエラルキーが学年が進行するにしたがってどんどん開く。

最終的に中1の終わりにはなかなかの差になってしまうし、ここで付属校だと留年問題が出てくる。

進学校というのは、割と上げてくれるのですが、付属校はそう簡単ではない。大学に無試験でいれるためには、それなりの蓄積が必要、と考えているからで、実際に中学から高校に推薦されないというケースはたくさんある。

なので、ここはとにかく学習する習慣を維持したい。

3月からでも遅くはないから、学習するペースを整えましょう。1年1学期にまずまずの成績が収められれば、その学校での生活は楽しいものになるだろうと思いますから。



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