この受験学年で苦労したことのひとつに読む速さがあります。
一般的にここ数年、出題される文章は長くなる傾向にあり、また問題数も増える傾向にある。
普通、論説的文章と物語的文章の2問が出る学校が多いのですが、3問になっていたりする場合もある。そうなると読む速度が遅いと、まったく間に合わない。
で、これはなかなか直前には治らないのです。
速く読めば、必ず文章を見落とす。意味がよく分かっていない、というケースが増える。
だから今のうちから鍛えていかないといけないのです。
読む速さが遅い子は、まず本を読んでいないケースが多い。最近何を読んだ?と聞いてみても、まったく本の名前すら挙がらない。
これではなかなか速くなりません。
1ヶ月に最低1冊は本を読む、という工夫をしないと、子どもたちの読む速度の改善は見られない。こればかりは、時間をかけるしかないので、今から意識してほしいと思います。
今日の田中貴.com
第311回 ウチの子はいつかやる
5年生の教室から
5年生から上位校を狙う
慶應進学特別から
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