入試が近づくにつれて、気合が入ってくる子がいます。
絶対に入る、とか、まあ、いろいろ言っているが、あまり騒ぎすぎるのは要注意かもしれません。騒ぐ理由は簡単で、プレッシャーがかかっているから。それが自分でもわかる。このプレッシャーに負けないぞ、という気持ちが強くなる、プレッシャーを追い払おうとして騒ぐ。だから、こういう場合は、そのプレッシャーを取り除くことが必要になります。
入試前は、全員が受験生です。入試後は合格者と不合格者に分かれる。これは冷徹に結果が出ます。しかしながら、ある意味それだけであって、後は何も変わりがない。子どもたち自身もそんなに変わっているところはないはずだけれど、みんな合格者、とか不合格者、とかいうレッテルに惑わされている、だけのこと。だからよく、「君たちに何も変わりはない」という話をしていました。
そういうことが段々わかってくると、静かな闘志に変わってくる。まあ、自分なりにがんばればいいさ、みたいな心境というのだろうか。こういう精神状態になると、強いです。
問題も冷静に読めるし、出題者の意図も理解できている。だから、これから先は静かに燃える、ような状況になってくれば一番良い。そのためには不合格に対する悪いイメージを払拭しておくことです。不合格は残念で、悔しいことではあるかもしれないが、みっともないことでもなければ、恥ずかしいことでもない。
ここをしっかり教えて、本人が理解できていれば、落ち着いてくるでしょう。
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12月14日の問題
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