ここのところ、ずっと首都圏の中学受験人口は減少を続けていました。
昨年と今年はともに中学受験率が12.3%程度だったようで、下げ止まりはした感じがします。
では、反転するだろうか?
ということになると、どうもそう簡単ではないように思えるのです。
今年、公立一貫校の受験者も減少しました。これまでは私立は減って公立は増える、という傾向であったものが、公立一貫校も倍率が高止まりしてしまったので、「ちょっと大変だな」という感覚が出てしまったのではないかと思えるのです。
で、なぜ公立一貫の受験生が増えたのか、といえばそれは私立型よりも準備が少なくて済んだからです。
あまり細かいことを覚えなくてもいい。もともと学力検査という意味合いが強く、内申点も重視されることから、学校生活を中心に据えて無理をしなくとも受験準備ができる、というところに人気があったように思えるのです。
で倍率が高止まりしたから、じゃあ、負担がさらに多い、私立型に向くか?といえばたぶん、そうはならないでしょう。
進学塾は、早いペースでカリキュラムを進め、早く囲い込もうとしていますが、その負担感がネックになってきているのは間違いないのです。
もう少し、負担のないやり方を考えていかないと、自分で自分の首をしめるように思えるのですが…。
==============================================================
今日の田中貴.com
旅行に行くなら地図をもって
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾
4月26日の問題
==============================================================
==============================================================
==============================================================