この時期になっても、なかなかエンジンのかかっていない受験生は少なくありません。
勉強しなさい、と言わないと勉強しない。
宿題をやったのかも確認しないと忘れているし、その内容がまたいい加減で愕然としてしまう、みたいなことがあるでしょう。
でも、わかるんですよ。そういう子の気持ち。
そういう子にとっては、受験勉強はダイエットみたいな感じのように思えるのです。
「やせなきゃいけない」とは思っている。でも、なかなかやせられないのは、ダイエットが続かないからです。摂取カロリーを少なくして、適度に運動をして、とやるべきことはわかっている。
でも、つい食べてしまう、みたいなことはあるわけです。この気持ちといっしょ。
子どもたちは、「やらなきゃいけない」と思っていると思うのです。でも、続かない。
なぜかといえば、実際に実績が出てないからです。
ダイエットもうまく効果が出始めてくると、ちょっとその気になってくる。せっかく痩せたのだから、もう太りたくない、みたな感じと似ています。
だから、まずは実績を出すのがいいのです。
そのためには、目標を小分けにすることです。
例えば10kgやせようと思ったら、それは途方もないことです。なかなか達成できない。しかし、2㎏やせようと思うことは続く可能性が高い。だから、まず2㎏をめざす。そして実績を上げるのです。
最初の2㎏が達成できると、ちょっと自信が出てくるし、関心も強くなる。ここで油断しないのが成功の秘訣です。
ここで安心するとダイエットも失敗するが、受験勉強も同じ。
だから、ここで安心せずに次の目標に向かう。
2回目標を達成すると、結構自分でもコツをつかんでくるので、続く可能性が出てきます。
受験勉強は入試日という締切があることなので、ここに向けて細かく目標を作る。そして、それを達成していくことで自信をつける。
その積み重ねがやがて理想の自分を手にする秘訣です。
・・・って、わかってるんですけど、やせないなあ。
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