我慢のしどころ

投稿者: | 2014年5月29日

子どもたちの勉強を見ていて、ここが我慢のしどころだなあ、と思うことがたびたびあります。

例えばちょっと成績が上がってきた。わかる問題も増えてきた、というときにモチベーションが上がるだろうから勉強をがんばるか、と言えばそうではない。

ここでもうちょっと粘れば本当に自信がつくのに、という場面。

あるいは、逆にちょっと成績が下がってきた。実はミスが原因で、ミスを撲滅する手立てを実直に繰り返せばいいのに、「もう無理」とあきらめてしまう。

まあ、ここまでよくやってきたからこそ、「もう無理」と思う部分はあるのかもしれませんが、これもまたもったいない話。

ここが我慢のしどころだな、と思った時は、子どもたちにそうであることを教え、励まします。

「この前の試験、がっかりしたでしょ?」

「ええ、まあ。」

「でも、ミスのパターンは明確になったね。だからこれが出ないようにすればいいだけだ。」

「そんな方法あります?」

「その場で慎重に見直すことだね。」

「でも、やってるけど見つからない。」

「だから、そこが我慢のしどころだって。もう一度、良く見直すことができるかどうかで、決まるみたいなもんだから。」

「はーい」

入試までにはいくつか、我慢のしどころがあり、それをしっかり我慢できれば、明らかに力はつくので、ぜひ励ましてあげましょう。

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