子どもたちの勉強を見ていて、ここが我慢のしどころだなあ、と思うことがたびたびあります。
例えばちょっと成績が上がってきた。わかる問題も増えてきた、というときにモチベーションが上がるだろうから勉強をがんばるか、と言えばそうではない。
ここでもうちょっと粘れば本当に自信がつくのに、という場面。
あるいは、逆にちょっと成績が下がってきた。実はミスが原因で、ミスを撲滅する手立てを実直に繰り返せばいいのに、「もう無理」とあきらめてしまう。
まあ、ここまでよくやってきたからこそ、「もう無理」と思う部分はあるのかもしれませんが、これもまたもったいない話。
ここが我慢のしどころだな、と思った時は、子どもたちにそうであることを教え、励まします。
「この前の試験、がっかりしたでしょ?」
「ええ、まあ。」
「でも、ミスのパターンは明確になったね。だからこれが出ないようにすればいいだけだ。」
「そんな方法あります?」
「その場で慎重に見直すことだね。」
「でも、やってるけど見つからない。」
「だから、そこが我慢のしどころだって。もう一度、良く見直すことができるかどうかで、決まるみたいなもんだから。」
「はーい」
入試までにはいくつか、我慢のしどころがあり、それをしっかり我慢できれば、明らかに力はつくので、ぜひ励ましてあげましょう。
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