入試は午前中に行われます。スタートは午前8時から9時の間。したがって、そこでフル回転になる状況が望ましいわけです。
だから、朝型が良いというお話をしているわけですが、現状、なかなか朝型にはなりにくい。塾の授業も遅いし、その後復習だ、宿題だ、とやっているとつい寝る時間が11時を回ってしまう。
結果として朝は起きれない、ということになりやすいでしょう。
ただ、これからの時期はもうそんなに遅くまで塾で勉強をするよりは、家でやることを多くした方が良い時期です。覚えなければいけないこともあるし、過去問もある。実際、個々に解決しなければいけない課題が多いので、全体で教えてもらうよりは、個人の現状に合わせた勉強をした方が良い。
したがって、塾も間引いて良いし、あまり遅い時間まで勉強するよりは早く寝て朝勉強するスタイルを確立していった方が良いのです。
そのためには、生活のリズムを一定に保つ必要があるでしょう。
そのポイントは食事の時間。
朝食の時間、夕食の時間をある程度決めてしまうことが大事です。その時間に合わせて勉強の時間を決めていく。例えば朝は7時15分に朝食と決める。だから起きてから7時15分までに何をするのか、スケジュール化して朝の学習リズムを確立します。また塾のない日は7時に夕食と決める。そうなれば、学校から帰ってきてそれまでの間に2時間。夕食後に2時間として勉強時間をきちんと決められる。
しかし、この時間が揺れてしまうと、当然、いろいろ前後してしまうので、つい遊んでしまう時間が増えてしまいます。
お父さんの帰宅時間があったり、塾があったり、ということはあるものの、ある程度子どもの生活のリズムを一定にしていくことで、朝型というのは実現しやすくなります。
高校受験生や大学受験生であれば、体力もあるしそれこそ、いろいろ無理も利きますが、小学生は疲れやすいので、無理して体調を崩しては意味がない。むしろリズムを一定にして確実に勉強できる時間を確保することが大事です。
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