駒東ってむずかしくなったんですね、と人と話をしていたら、そんな話題になりました。
確かに難しくなりましたが、駒東ばかりでなく、最近の学校でいえば管理型と呼ばれる学校の人気が高くなりました。
これは明らかに親の志向がそうなってきているからだと思っています。
つまり、中学入学後もそこそこ子どもたちの成績管理をしてくれて、(まあ、塾のレベルとまではいきませんが)大学受験に向かわしてくれるような学校、が喜ばれるのです。
中堅校は大学受験の実績を上げないと、上位校に追いつかない。
今から30年前ぐらいから、私立中堅校が大学受験の実績をあげるために採用した方法論が管理型です。
つまり塾のように勉強する。大学受験に向けてしっかり準備する。
ところが昔の名門校はそんなことはしなかった。
むしろ、大学の教養のような授業をして、知的レベルの高い子どもたちの好奇心を刺激していました。
で、これらの生徒は自分で大学受験の準備ができたから、それでよかったのです。
が、だんだん自分で準備することができなくなってきて、管理型に人気が出ているのです。
自分でする機会がなくなると、だんだん自分でやる力がつかない、のですが。
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