直前期の勉強法 算数

投稿者: | 2011年11月8日

直前の勉強は、

1 復習

2 過去問

3 暗記

の3つに集約されます。この三つを中心に各教科の勉強を考えていきましょう。

算数

過去の入試問題の練習と、塾で学習した問題の復習が中心になります。ただし、もうそれほど難しい問題に取り組む必要はないでしょう。むしろ大事なのは、何ができて、何ができないのかの見分けがつくかどうかということです。入試で満点をとる必要はありません。ただ合格点は取らなければならないので、できる問題は必ず正解するという練習をしなければならないのです。一通り見回してみて、できそうだと思うところから手をつけていく、解けるという問題だけ手をつけて得点するということが大事なのです。(もうおわかりでしょうが、勉強というよりも、これは試験対策なのです。)そのためには、過去の入試問題を解いていく練習が必要になります。受験校はもちろん、それと同じ程度の学校の問題なども1年分に限って勉強しておくと良いでしょう。このときは、あくまで時間を計りながら、自分のできる問題から確実に解くという練習をするのです。入試にはこれはできなくてもいいという類の問題がありますから、復習しても、難しい問題は、あまりこの時期は深追いしない方がよいでしょう。

子どもたちが不得意な範囲として残るのが、場合の数、規則性、図形、速さなどです。これは子どもが不得意だという意識をもっているのであれば、集中して勉強する必要があります。ただし、もうあまり難し問題は追わない方が効果的でしょう。基本的な問題や標準問題ができるだけでもいいのではないでしょうか。いわゆる難問レベルばかりをやらせて、かえってさらに自信をなくさないようにした方がよいでしょう。

場合の数は検算のしようがないので、非常に苦手にする問題です。これも動揺に、あまりこった問題まで、もうやらなくてもいいと思います。順列、組み合わせの別をはっきりできるようにすることなどを確認して、これも標準的な問題ができればよいと思った方が良いのではないでしょうか。

計算練習までする時間はないと思いますが、入試問題には計算がつきものですから、これで代用します。先にお話した通り、計算はていねいにやりましょう。計算はなるべくその場で検算し、ひとつひとつ確実に進んでいくことが大切です。

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