昨日の答えは「二十七日月のように見える」です。
同じものを裏から見るのと同じなので、左右が反対になります。だから北半球で上弦であれば、南半球では下弦になります。
さて、本日は、電気の話。
なぜ小学生の電気は難しいのか。中学校に入るとオームという抵抗の値を習います。
電圧が一定のとき、流れる電流と抵抗は反比例する。電流の単位はアンペア。電圧の単位はボルト。そして抵抗の値はオームなのですが、このオームが小学校では出てこない。しかし、電流の値を計算するためには、抵抗の計算は不可欠です。だからわからなくなる、というのが最大の理由です。
私は基本的に比で教えています。電流を○、抵抗を□で囲んで、数字化する。そしてそれぞれの場合で抵抗の値を比で求めて、電流の計算をするのです。
と、こう書くと簡単そうに思えますが、実際にはオームを出した方が簡単に決まっている。では、なぜこういうことがおこるのか。
小学生の教科書レベルでは問題が簡単すぎて、差がつかないからです。だから抵抗変えて電流の量を求める問題を出します。ところが小学生でオームは習わない。だからオームは出せない。でも回路図ではあきらかに抵抗の値が変わっている。
塾としてはむずかしいところで、実は理科の先生によって教え方はいろいろです。私がDVDで説明しているやり方は、長年教えてきて、これが一番簡単だろうと思われるものですが、しかしはっきり「抵抗」を教えてしまわないとわからない。
だから、難しいわけです。
何回も繰り返し勉強しないと、なかなか納得できないのが電気です。逆に言えば、繰り返せばいいのです。DVDも繰り返し見て納得してほしいと思っているのですが。
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