算数の2つのアプローチ

投稿者: | 2025年7月27日

まったく塾のやり方を無視する前提で、算数の力をつけるには2つのアプローチがあります。

1つは基本をしっかり定着させること。
受ける学校によっては。これだけやって合格することもできるでしょう。

つまり、あまり難しい問題は出ない。ある意味標準的な問題だけを取れば合格するという学校。そもそもそうでない学校はこういう問題が出ませんから見ただけですぐわかります。

で、使う問題集で、良く使われるのは四谷大塚の「四科のまとめ」。まあ、これ1冊仕上げればOKでしょうが、それでも結構大変。もっと薄いのは、旺文社の出る順。まあ、これも文章題、図形、などと進んで行くと結構な量になるので、四科のまとめで良いと思います。

とにかくこれを1冊仕上げる。ここに出ている問題は全部できる、となれば、まあ、そこそこの基礎力はついたということだから、それで良い。他には目もくれず、これだけがんばるでも夏休みはOKでしょう。

もうひとつのアプローチは基本的に、それなりに基本ができているという前提で、志望校の過去問と、それに似た学校の問題をやりこなしていく。
例えば開成の問題をやる以外に、聖光、栄光、駒場東邦、女子の桜蔭などに手をつけていく。やさしい問題は出ない学校に対応するやり方はこうでしょう。

しかし、そこそこ標準的な問題が出る学校はまず基本を徹底し、これを繰り返していくことが大事。
平行して志望校の問題を、これも10年分ぐらい3回やれれば、まず定着はするだろうから、そこに集中する。
他の問題をやるよりは、まずここ、という感じで力をつけていくことをお薦めします。


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