どこの塾でも割とそうですが、全員を1列に並ばせます。
しかし、それは別にあまり意味がない。
というのも、受験というのは基本、同じ学校を志望する生徒の間の競争ではあっても、全員が1列に並ぶ競争ではないからです。別にセンターのようにその試験を入試に使うわけでもない。
だから、これはあくまで塾の恣意的な動きでしかないのです。で、相対評価を持ち込むことによって、絶対評価は薄らぐ。
本来カリキュラムテストというのは、その月のカリキュラムがどれぐらいわかったのかを確認するべきもので、相対的な評価は要らない。逆に相対的な評価にすることによって、「みんなよくわかっていない」中でも、その順位が決まって「上位にいれば何となくOK」みたいになってしまう。でもホントはわかっていない、ということだってあり得るのです。
なぜ塾は1列に並ばせるのか?それは子どもを競争させるのではなくて、親を競争させたいから。
子どもが勉強しなければ、親が勉強させるだろう、ということを塾は期待しているから、そういうシステムになるのです。
その結果として、関連の個別指導をとってくれたりしたら、まあ、売上にもつながるし、と塾は考えているわけです。
そういう世界からそろそろ抜け出して、子どもの成長にプラスになる受験の仕方を考えた方が良い、と思うのです。
今日の田中貴.com
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