割とこの考えを持っている先生は多いように思うのです。
ひと通り、復習してから過去問へ。まあ、できないと自信をなくすから、という流れで、暗記テキストを3回回してから、というのもあります。
で、これは全部やるということが前提になっているのが危険だと思うのです。今の中学入試の学習範囲は実に広い。これは対策をしてない問題を出そうとする学校と、それを対策してきた塾との遍歴の中で広がってきた。
だからお父さん、お母さんが中学受験をされた方も多いでしょうが、その時代と全く範囲が違っているし、やることも多いのです。
例えば歴史にしても、お父さん、お母さんが受験された時期はまだ、戦後の歴史はそれほど多くはなかったでしょう。
しかし、今は前後70年以上を経ているので、その分の情報がアップデートされているから、それなりに出そうと思えば出せるのです。
だから、勉強すべきことを先に絞る方が良い。つまり志望校で何が出るのかで絞る。そこから必要なものを絞り出して勉強していくことが、効率を上げる工夫なのです。
どうも、過去問をやる、というのはテストをやる、と思いがちですが、これは違う。
研究するのです。
何が出るか、どのくらいできればいいのか、ここを研究することによって勉強の内容をある程度絞り込める。
一番いけないと思うのは、全体の復習をしようと思って、実際に終わらず、過去問に手が回らないという状況に追い込まれることなので、早めに研究を始めましょう。
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