毎年2月1日の受験者数を森上研究所が発表しています。
これによると今年は平成20年以来の高水準の年になっていて、平成20年以来42000人を突破、受験率も14.7%と平成27年以降7年連続の上昇となりました。
コロナ禍で、休校になったときの私立と公立の対応の違いや、大学受験実績などを考えると、中学受験ができる環境であるならば、まず中学受験をさせてみようというご家庭が増えたということなのでしょう。大学受験の内容もかなり厳しくなってきて、早稲田慶應の一般入試の難しさなども伝わってくると、早めにいろいろな行動を起こした方が良い、というのは確かにその通りの部分があるでしょう。
しかし、やはり中学受験はお金がかかる。
3年間の塾代は250万円をこえる試算がありますし、その後もなんやかんやと年間100万円近くかかります。そう簡単に出せる、というものでもない。
しかし、それでもなんとかせねば、という流れになってきているのは事実でしょう。ただ、過熱すればやはり無理が通り始める。
いわゆる受験の常識は、本当に子どものためになるわけではない部分があります。中学受験は本来親がしっかりコントロールして子どもへの弊害を防ぐことができるからメリットがある。
が、過熱化すると「とはいってもやらないと」という感じになってきて、子どもたちの負担もまた史上最大といえる状況になってきています。
この辺、ぜひお父さん、お母さんに上手にコントロールしてもらいたいと思います。
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