塾は過去問のスタートを遅らせたい?

投稿者: | 2021年5月22日

過去問を始める時期を指定する塾は多いようですが、どうも話を聞いているとそういう塾ほど始めるのが遅い。

暗記テキストが終わってから、とか、授業の復習カリキュラムが終わってから、という話になる。どうしてですかと理由を尋ねると、「まだ十分にできないうちにやると、自信をなくすから。」というのですが、本当はそうではないのです。

集合授業というのは、なるべく全員に同じように進んでもらいたい。それぞれが違うことをやるのは個別指導であって、集合授業ではない、と考えるからでしょう。だからみんなでそろってやれるものにしてしまう。だから、やるのが遅いのです。

しかし11月ぐらいから過去問を始めて間に合うわけがない。最後まで過去問が終わりそうにない、というと「同じ問題は出ませんから」とお決まりのフレーズが返ってくるでしょう。

だから、とっとと始めてしまうことです。

過去問をやるのは別に試験の代わりにやるのではなく、問題集のようにやればいいのです。そしてどうしてそういう答えになるのか、よく考える。出題者は同じ顔ぶれですから、まあ、同じ問題にはならなくとも、観点は似ていたりするし、出題者のくせもある。

そういう傾向に慣れて、効率良く勉強を進めた方が良いので、過去問は早めにスタートしましょう。


New!!フリーダムオンラインからのお知らせ

夏期講習のお知らせ



New
2021 合格手帳 5年生用4ー6月号のお知らせ

2021 合格手帳 6年生用4ー6月号のお知らせ



今日の田中貴.com
塾の宿題


算数オンライン塾
5月22日の問題



にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村