志望校はあるのだけれど、まだ合格偏差値までほど遠い、というケースもあるでしょう。
あるいは成績が上がってから、志望校を決めようと考える場合もあるかもしれません。ただ上を望むよりも、今の成績をまず上げよう、とするわけですが、
実はその努力が割と途方もない。
塾は今のところ、いろいろな学校のことを考えてカリキュラムや演習問題を作っています。で、クラスに合わせてやる問題は違うでしょうが、いずれにしても到達点は「全部できるようにする」ということなのです。だから途方もない。
本当は行きたい学校の入試問題ができれば良いのだけれど、いろいろな学校に通る力をつけることになっている。楽にできることであれば、それはそれで構わないのですが、みんながそういうわけにはいかない。
だから、まず志望校の合格に向けて何をすればいいかということを考えてみるべきなのです。
ところがここで大きな勘違いが存在してしまう。つまり志望校の合格偏差値を目指してしまう。
偏差値を上げるためにはいろいろなことができなければいけないのです。で、その結果として合格偏差値が存在している。しかし、志望校に合格するのにはそこまでは要らなくて、入試問題ができればいいのです。
つまり偏差値というのは、「全部できること」を前提として作られていることになるから、偏差値を上げること自体に無駄がある、ということなのです。
なので、やはり志望校を決めて、その入試問題ができるようにしていく方が道が早い。どうも、みんな遠回りをさせられているように感じられるのですが。
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親の希望と子どもの希望 ー志望校の選び方(4)ー
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