先生かシステムか

投稿者: | 2017年9月16日

大きな塾になればなるほど、先生の当たり外れのリスクが大きくなります。

小さい塾であれば、この先生に習う、ということが非常にはっきりしている。元々、教室にも限りがあるから、ある程度生徒が来てしまえば、もうそれで終わりになり、あとはその先生が受験まで面倒を見る、ということになります。

しかし、大きい塾になると組み分けもあるし、学校別でも分かれるから、いったいどの先生に当たるかは分からない、というか、少なくとも家庭が選ぶことはできません。

そのリスクを抑えるために、誰が教えてもそれなりの結果が出るように教材やシステムを重点的に作ることになります。

しかし、だからといって先生のリスクがなくなるわけではない。

大手の塾に関わっていたとき、まあ、いろいろなクレームがやってくる。が、ほとんどの場合、そのクレームはシステムや教材に対するものではありません。

先生に「~と言われた」とか。

先生が何も面倒をみてくれない、とか。

まあ、そういうことばかり。そうなると、最早先生を変えるしかなくなるわけですが、しかし、他の子には良い先生かもしれず、変えてしまえば他の子にとっては迷惑な話でしかない。

本当のことを言えば、やはり先生を選べる塾の方が良いと思うのです。

どういう先生に教えてもらえるのか、ということが塾選びにおいては最も大事なことなんだと思います。しかし、そういう選択肢は大きい塾にはないので、結局合格実績とか、システムとかで選ぶことになるわけでしょう。

お子さんが変わるきっかけは、システムであることはあまりない。まあ、先生との出会いということが一番要素としては大きいかもしれません。


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