先日、展開図から体積を求める問題を子どもたちが解いていました。
で、当然、具体的なイメージがわかない子は、問題の展開図を切り始める。
「先生、セロテーブください」
に始まって、いろいろやっている。やがてできあがった立体を見て、「なるほど」と納得して計算を始めていました。
こういうのはもちろん大事な作業なのですが、その横でいろいろ図を描いている子がいる。
頭の中でどういう見取り図になるのか、考えているのでしょう。
やがておもむろに「分かった!」と言って計算を始めていました。
当然、勉強としては後者の方が良い。というのは入試本番でセロテープはもらえないからです。
展開図を組み立てるという作業を、頭の中でいかに行うか、その練習をしないといけない。もちろん最初は展開図を切って良いのです。しかし、そればかりではいけない。
まずは自分でできる限り頭の中で考えてみる練習をしてほしいと思います。
今日の田中貴.com
第272回 アクセルとブレーキ
5年生の教室から
その子に合わせたものを選ぶ
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地図の問題