テスト結果を見ていると、本当に問題文を読んでいないなあ、と思います。
でも本人たちは本当は、じっくりとていねいに読んでいるつもりなのです。しかし、問題の条件を取り違えていることが
圧倒的に多い。
「太郎君が次郎君を追い越す」とちゃんと書いてあるのに、「次郎君が太郎君を追い越す」にどこかで変わっている。
あれ、変だ。追い越せるはずがない。なんだ、問題が壊れているのか。
いやいや、壊れていない。ただ読み違えているだけです。
で、今のうちから本当にちゃんと読む、ということを実践できるようにしておいた方が良い。慌てて全部やろうと思わず、間違えないことを大事にした方が良いのです。
よく着手率と正解率の話をします。
着手率というのはすべての問題の中でどのくらい解いたか、という割合であり、正解率というのは解いた問題の中でどれくらい正解になったかの割合です。
したがって得点は満点×着手率×正解率になるから、そのどちらも上げていく方が得点はとれるわけですが、圧倒的に、正解率を上げた方が合格するのです。
スピードというのは急いでやったからといってそう変わるものではない。むしろミスが多くなって正解率を悪くするのです。
なので、正解率を上げましょう。そのためにていねいに読む、じっくり解く。
全部終わらなくたっていいのです。
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今日の田中貴.com
第234回 復習しても次にできると限らないが
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中学受験 算数オンライン塾
4月6日の問題
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