成績は流れで考えるべき

投稿者: | 2014年8月15日

9月から模擬試験が始まります。

特に夏休みはがんばったから、9月の模擬試験ではさぞかし良い成績が取れるだろうと親はつい思いがちですが、そんなことはない。

もしかすると7月より偏差値が落ちる場合もあるでしょう。土台、みんながんばっているわけだから、偏差値を上げるのは容易ではありません。かつ、結構夏休みに勉強したから、混乱の度合いも増している。

今まではあまり知っていることが多くなかったから、逆にこれだ、と決めやすかったが知識が増えると、アかもしれない、とか迷いが生ずるわけで、それで成績も落ちたりする。

で、9月に成績が悪いと、暗くなるご家庭が多いわけですが、これはあまり気にしない方が良い。

一番大事なのは流れです。

つまり入試に近づくにつれて、右肩上がりになっていくかどうか。

たとえば上がった、と思ったら下がった、みたいな成績の取り方をされると、入試はどちらが出るか、不安になりやすい。

もちろん最初が良くてあと、どんどん下がってくれば、止めようと思ったところでも止まらなくなる。

だから、最初が多少だめでも、少しずつ上がっていってもらえればいいのです。

理想は入試1か月前に、あとちょっとで合格しそうだ、ぐらいのライン。そうすると、残り1か月は最後ノリノリで過ごすことができて、うまくいくパターンにはまります。

案外9月ぐらいから合格可能性80%以上、なんか出てしまうと、それを維持するということで守りに入る。これは結構、精神的にはつらい。もう上はないわけだから、下がらないようにする、というのは案外苦しい。

ということで、9月の成績はそう高く始まらない方が良いのだ、と思っててください。

あくまで上昇気流に乗せることが大事です。

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