受験勉強で解く問題というのは、「解けない」問題はありません。(出題者が失敗していない限りは。)
入試問題は、解けるようにできている。これは世の中にある多くの問題と明確に違うところです。解答があるかどうかわからない問題はたくさんあるが、こと、入試問題に限って解けないということはない。
したがって受験生は
「できないと、決して思わない」
ことが大切です。
絶対にできる。絶対に解ける。
解けないのは、本人の思いつかないところがあったり、技量が足りないためであって、解けない問題は存在しません。
ところが、「できない」と子どもは言いやすい。これは自分たちの技量がまだ十分でない、という意識が働くからであって、「そんなことはない」と思っている子は、意地でも解いてやろうとする。
この違いは、成績の上がり方に非常に大きい影響を与えます。
「できる」
と思って、問題の練習にあたっている子どもたちは、壁にぶつかって悶々とすることはあるだろうが、しかし、その間でも一歩ずつ前進しています。
しかし、
「できない」
と思って、あきらめてしまえば、前進することはないのです。
もちろん、できない問題に延々1時間も2時間もかけてよいという話ではありません。わからなければ解答、解説を読むという勉強も大事な勉強ではあるけれど、しかし、「解ける」と思って解いていないと、この勉強も効果はない。
「どうすれば解けるか?」
ということを真剣に考えていれば、解説のある一文を読んだ瞬間、
「そうか!!」
とひらめく。
そうなれば、もう解答を読むよりは、自分で解いた方が早い。なるほど、こうなるのかあ、という発見とともに、そこで養ったものが出てきます。
受験勉強では「できない」問題はありません。
だから挑まなければいけない、ということをしっかり教えてあげてください。
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