というほど、簡単な話ではありません。
これまでかけた努力、時間を考えれば、切り替えろ、と言ってもそうなかなかできるものではない。
しかし、中学受験、特に東京、神奈川の受験はまったなしで進みます。
高校受験は私立が終わって一息おいてから公立がくる。大学受験もセンターが来て、私立があって、それから国立の二次になる。
そんな余裕がない。立て直す時間は充分ではありません。
ただ、だからこそ、やはり切り替えるしかない。
問題を読み違えたかもしれないし、思いつかなかったかもしれない。
でもそれは全部受け入れて、明日がんばるしかないのです。
終わったことは、変えられない。
でも明日のことは変えられるのです。
どこかで流れを変えましょう。
一旦流れが変われば、勢いを戻すことはできます。
以前、1日の頌栄に落ちた子がいました。
途中結局、1校だけ滑り止めに止まり、最後の最後にもう一度頌栄に挑戦しました。
偏差値からすれば結構差があったでしょう。でも彼女は合格しました。
最後の想いが彼女にすべての力を出させてくれたのでしょう。
この入試は僅差の勝負です。
だからしっかり粘って、ていねいにもう一度、問題を解いてきてほしいと思います。