計算力は、しっかり鍛えていかなければなりません。
しかし、毎日たくさんの問題を解くのは、本人にとっても苦痛だし、惰性でやっている限りなかなか計算力はつきません。
私は1日せいぜい3題だと思います。
ただし、絶対正解する、という気持ちでしっかり解く。計算問題は間違えてはいけないのです。
計算を間違えると、当然、文章題でも先に進めなくなります。計算は絶対にあっていなければいけない。
だから、正解を必ず出す、この答えは間違っていない、と本人が確信を持たないといけません。
そのためには検算と確認が必要です。ミスは誰でもやります。ただそのミスを見つけ出せるから間違わない。
できる子どもたちでも間違える。でも、ミスを見つけられて訂正できるのです。
問題はどんなものでもかまいませんが、3題しかやらないのなら、やや複雑なものがいいでしょう。
分数、小数の計算ができるようになったら、この混合問題を1日3題やってみる。
絶対間違えない、が条件です。
その記録をつけていけば、子どもにとっても励みになるでしょう。
計算の問題集はたくさんありますが、どれでもかまいません。ただ、入試の直前まで、毎日こつこつと続けていきましょう。
こういう鍛錬は筋肉をつけるのといっしょで、日々の鍛錬がものをいうのですから。
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