列島を移動する子どもたち

投稿者: | 2013年1月22日

関西の入試が続いている中、関東から受験をしに行く子どもたちがいます。

逆に2月になって、関西から東京や神奈川の学校の受験をしにくる子どもたちがいます。

列島だけではない。帰国の子どもたちは、試験前に海外から帰国して、試験準備をしているでしょう。帰国子女枠だけはなく、一般枠でも受験する子どもたちはたくさんいます。

今は海外にも塾がありますから、例えばロンドンで、バンコクで、上海で、受験準備をして、帰国している子どももいるでしょう。

私も何人か、帰国した子どもたちを預かったことがありますが、本当に久しぶりの日本、というのを楽しむ暇もなく、受験準備がすすんでいきます。

それぞれの家庭には事情があり、例えば中学でもし関西の学校に合格したら、おじいちゃんのこともあるので、一家で引っ越しをしよう、と決めている家族があるでしょう。

あるいは、今まで一家で海外にいたが、子どもの受験を機に、もし合格したらお母さんと子どもが帰国して、お父さんは単身赴任に切り替わる家族もあるのです。

そんな受験とともに、ただ塾の進学実績をあげるために移動させるところもあるかもしれません。

もう行く学校が決まっているのに、なぜ受けるのか? その感覚は理解に苦しむが、費用も塾持ち、まあ、ご褒美旅行ということで、というのは、どうもいただけない、と感じます。

まあ、最終的には合格しても手続きはしないのだから、結局、補欠が繰り上がるのだけれど、その分、他校に払わなければいけないということもあるわけで。

以前、ある学校が、東京の子にしかわからないような問題を出していたことがありますが、そういう気持ちになるのも理解できるところはあるが、本当に行きたい子どもたちには迷惑な話でもあり。

お世話になった先生に言われたから、ということはあるのでしょうが、しかし、それでもさっさと学校に行った方が良い、と私は思います。

もちろん、家族の事情があるのなら、受験するのは当然ですが。

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