家庭教師や個別指導の勧誘がだんだん増えてくる時期ですね。
入試準備後半ということになって、駆け込み需要というのでしょうか。家庭教師や個別指導の回数を増やされる方も多い時期なので、稼ぎ時といえばそういうことになるのでしょうが。
しかし、家庭教師にしても個別指導にしても、何をやるのか、を明確にしてから、でないと意味がありません。
「成績が悪いから」
「模擬試験の合格可能性が低いから」
というだけで個別指導や家庭教師を頼んでも、あまり解決しない。
頼まれれば、必然的に過去の成績を見て、分析をして、その上でこれをやろうと提案する先生が多いでしょうが、それでもそれが正しいかどうかはわからない。
親がある程度つかんでいればいいが、だいたいは「不安だから頼む」のであって、お互い「では、こんな感じで」という方向で進んでしまう。
結局、親が不安な分だけお金を使っているだけであって、「子どもの役に立っているか」ははっきりしない場合があるのです。
それに比して
「過去問のわからないところをやる」
とか
「国語のこのテキストを仕上げてもらう」
とか
「理科の不安なところをおさらいする」
とか
そういう具体的なニーズがはっきりしていたら、家庭教師や個別指導は非常に有効でしょう。
例えば3回で「場合の数」をなんとかしてほしい、なんてニーズは塾では対応できないが、家庭教師や個別指導からすると「得意な仕事」になるのではないかと思うのです。
そういうのが明確でないと、
「この回数では間に合いません。」とか「算数ばかりでなく、国語もやらないと。」みたいなお金の取られ方をしてしまう。
結構なお値段になってしまうケースは少なくないのです。
テーマと期間はきっかり決めてしまいましょう。
この時期までにある程度、成果が出るものを考えてから、スタートするのが良いのではないでしょうか。
残りの時間は決して多くないので、家庭教師や個別指導は有効に利用してください。
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